2016年3月30日水曜日

次は得票「率」じゃなくて得票「数」!岡山5区のリアリティを探します。

岡山5区の票読みをするという、超マニアックな試みをしております。しかも、超素人の思いつき。

ですが、実はここ、自民党 加藤勝信氏の、そう、1億総なんとかでよく耳にする現職大臣の地元です。岡山5区では無敵の自民党。最近の衆院選では加藤氏「79.3%」の得票率!なんじゃそりゃ〜、いろんないみで〜。

というわけで、ブログ管理人は「無敵」と聞くと、つい、その弱点を探したくなるあまのじゃくでして、もし、岡山5区で与野党が接戦になるようなことになると「面白い」なと。ただそれだけ。

まあ、選挙が「面白い」とそれだけ政治家が本気になる、ということなので「地域にとってよいこと」なはず。「面白い」選挙いいですよね〜。このブログの投稿が、身近な人と選挙を語る時のひとつのネタになれば幸いです。

というわけで、前置きが長くなりました。今回も表とグラフ、自作です。得票「数」の表とグラフです。前回の得票「率」の表の数字を変えただけです。便利ですね〜。

青が自民、緑が非自民つまり野党合計です。「野党共闘」でこれを見る人は、45回から47回に向って、ぐーんと下がっている野党合計の折れ線の角度が気になりますね。そこ、「山裾」を見ると「だめだこりゃ」ってなりますから、違うところ見ましょう。

まずは自民のグラフ。大きな視点で見ると・・・確実に下がってますよ!人口、有権者が減ってるというのもありますが、それを差し引いても、別にのびてません!前回の得票「率」のグラフとは違いますね。得票「率」はぐーーんとのびてましたが、得票「数」はのびてないんです!

まあ、野党合計はもっとのびてませんけどね。

要するに、政治に、選挙に関心がなくなっていっているってことです。
あ、これいっちゃおしまいですね。

見方を変えてみます。

ここで、自民は「のびていない」と見て安心するか、選挙に関心が薄れているご時世の中でも「維持している」と見て危機感をキープするか。危機感があれば、どうやって維持しているのか、それを気にすることにつながります。このブログは後者でいってみます。みなさんも危機感持ちましょうよ。

で、次は野党合計の「頂点」見て元気出しましょう!89,895!第45回衆院選。民主党が政権交代した時です。自民との差、15277。

てことは、この数の半数ちょい、7639、自民の得票数の7.3%が自民じゃなく民主の人に入れていたら、岡山5区という選挙区でも、自民が負けていた、ということです。

一度はそこまでの票が、岡山5区で掘り上げられた実績がある、という事実です。

この45回の得票数。もうちょっとなんか見れそう。
長くなりそうなので、続きは次回。

一応、いつもの表も貼っときますね。


2016年3月25日金曜日

岡山5区の得票率の推移 「自民」と「野党合計」で見てみる +今日知ったこと

今回は、得票率を見てみます。
「野党共闘」というわけで、「自民」と「野党合計」にしてみました〜。

岡山5区では、自民党の候補者は負けたことがないですね(-_-;)
あの45回で、民主党政権が誕生した時でさえ!

ただ、41回(1996.10)から45回(2009.8)までじりじりと両者の差は縮まってきていたように見えますね。それが「3.11」でパーンと弾かれたような感じ・・・ 。

では、毎度おなじみの画像を再掲しておきます。
まだまだ、発見は続きます!たぶん!



・・・今日知ったこと。
41回以降が「小選挙区制」。岡山5区は1人区、選挙区の当選は1人だけ。
40回以前は「中選挙区制」。「岡山県第2区(中選挙区)」に現在の岡山5区(小選挙区)は含まれ、1947年(昭和22年)の23回衆院選からずっと当選枠は5人(このリンク先の結果をまとめた表は、何だか見慣れない風景・・・今とは違う選挙・政治のあり方だったのだろう)。



2016年3月24日木曜日

岡山5区における有権者数と投票率の変化、中立的な立場って?

元の画像に自分で調べた有権者数と投票率を追記した(緑の字)。Wikipediaの編集はしたことないのでしていない。

47回〜43回まではネット上の公的な情報を探せたが、42回以前はネット上では見つけられなかった。岡山県立図書館には、紙の記録があるようだ(誰か行く用事がある人は、ついでに調べて欲しいな)。

さて、有権者数。当然ながら減っていってますね。数は、数千ずつといったところ。

投票率は、最新の47回は50.90%で最も低い。46回も55.93%と低い。しかし、45回は70%を越えて70.65%と、47回との差が20%近くある。この時は、民主党政権が誕生した時。

ちまたでは、反自民の立場から「投票率が上がると自民党は厳しいから、とりあえず自民以外で投票に行こう」という声があった。特に前回の参院選で。でも、特に1人区(1人しか当選しない)では、野党が複数あると票をわけあって、結局自民が利する結果になったのだ。

やっぱり、自民党が負けるかもしれない、そういう選挙が面白いのであって、投票率をあげる工夫なんかより、選挙を面白くするほうが、投票率は上がるのだ。中立的な立場で「選挙に行こう」って言ったって、なんにも盛り上がらないし、投票率が上がるという結果は得られない、つまり、やり方が間違っているということだ。

無駄なことはしないほうが良い。自分で意味があると思えることをやろう。

投票率をあげるには、話題に「野党共闘」をとり上げること。それは中立的な立場でもできることだ。「最近、野党共闘って聞くよね。一本化したら自民党も厳しくなるね。」こういう新聞にも載ってる事実を述べるのは、中立的な立場でも可能だ。

しかし「(全く問題ないところであるにもかかわらず)政治的な話はこの場ではちょっと」という物言いをするのは、事実上与党を利することになりはしないか。政治的な事実を積極的に発言できる雰囲気にすることこそが「中立的な立場」の役割ではなかろうか。



2016年3月19日土曜日

岡山5区の結果から何でもいいから発見するぞ!その1有権者数、投票率が不明なやつを調べる

さて、岡山5区のことを調べるつもりでブログをはじめて、いきなりよそのことを書いてしまった。。

では本格的に、ここ20年くらいの結果から何でもいいから発見するぞ!
結果は毎度おなじみ、Wikipedia「岡山県第5区」のページの「選挙結果」(画像)。

今日は投票率を見てみます。
と思ったら、前回の第47回のしかWikipediaには数字が無いですね。。。
無いことがわかるのも、まあ、発見っちゃあ発見。

ググってみるか。。(長い画像の下につづく)


結果:ネットでは第43回までしかわからなかった。岡山県立図書館まで行けば古いのもわかることがわかった。

岡山県第5区
・第47回 2014.12.14 有権者数  275,296人 投票率 50.90%
・第46回 2012.12.16 有権者数  279,385人 投票率 55.93% ※1
・第45回 2009.8.30 有権者数  285,800人 投票率 70.65% ※2
・第44回 2005.9.11 有権者数  291,530人 投票率 67.88% ※3
・第43回 2003.11.9 有権者数  292,746人 投票率 63.92% ※4
・第42回 2000.6.25 不明 ※5
・第41回 1996.10.20 不明 ※6

※5 書籍「衆議院議員選挙 最高裁判所裁判官国民審査 結果調 平成12年6月25日執行」(岡山県立図書館・貸出可)にありそう。
※6 書籍「衆議院議員選挙 最高裁判所裁判官国民審査 結果調 平成8年10月20日執行」(岡山県立図書館・禁帯出)にありそう。

次回以降は、上のおなじみ画像に今回調べた数字を書き込んだものを使用する!
疲れた割に地味な投稿になった。。

2016年3月15日火曜日

「比例票をあきらめない」厳しい選挙区でもポジティブに考え、知り、動くことができるはず

岡山5区みたいに、けっこうぶっ飛んでる得票率の当選者がいる選挙区が、他にあるのか気になって、ご近所(中国地方)を調べてみましたよ。

島根2区。「69.2%」・・・。


山口4区。「76.3%」・・・・・。


広島5区。「77.7%」・・・・・・・。


鳥取1区。「80.3%」・・・・・・・・・・・・・・。


・・・こういう選挙区では、どういう目標が立てられるでしょうね。

【比例票をあきらめない】
厳しい選挙区で結果として「ひとつ」の議席がとれなくても、野党共闘のムードを高めることに手を抜かないでいれば、野党の「比例票」を増やせる可能性が残る。それが各地で積み重なれば、比例復活する野党候補者が出てくる。比例票にどの党名を書くか考える際には、ちゃんと「勝ち」につながるよう、中央の情勢もよくよく知ることが大切。

【「勝ちたい」という有権者の票数をイメージする】
前回は、あまりにも自民が強くて(対抗する体力がなくて)、共産以外の野党が候補者を擁立していない選挙区が増えたよう。でも、さらにその前の選挙では共産以外も出ていたりして、共産の得票数の変化を見れば、共産支持者の他にも「あきらめてない、勝ちたい」人が選挙区内にはちゃんと存在することがわかって心強い。各選挙区の選挙管理委員会はWikipediaよりもずっと細かい選挙結果を公表しているので、さらに詳しく見ることもできる。

平成26年12月14日執行 第47回衆議院議員総選挙及び第23回最高裁判所裁判官国民審査に係る投・開票速報ページ|岡山県選挙管理委員会事務局
http://www.pref.okayama.jp/page/409628.html

とにかく、どんな状況でもポジティブな思考は可能で、小さくても集まれば力になるのが選挙なんじゃないかな。すごく大切なことですね。

2016年3月13日日曜日

得票率「79.3%」って、なんすかこれ?

参院選勉強会で座間宮ガレイ氏が「国会の議席配分が国の形を決める」って言われました。「その時の世論ではなく」と。

総務省のサイトにも書かれていました。

「両院それぞれの本会議にて 3分の2以上の賛成で可決した場合、国会が憲法改正の発議を行い、国民に提案したものとされます。」総務省|国民投票の仕組 より
http://www.soumu.go.jp/senkyo/kokumin_touhyou/kokkai.html

次の選挙は、与党は議席数がこれを超えるのを目指す、あるいは野党は共闘してこれを阻止する、そういう話になってます。

「3分の2」を、%で表すと「66.7%」。

で、ここ岡山5区の前回2014年12月の衆院選で、自民党の加藤勝信氏の得票率は「79.3%」。


なんすかこれ?「79.3%」って。(Wikipedia「岡山県第5区」より
どうなってんだ、岡山5区。ぶっ飛んでんなあ。

ちなみに、岡山1区〜4区はこんな感じです。


(画像はWikipediaの各選挙区の記事からコピペしてます)

岡山県選挙区の中での5区、けっこう個性的?
いやいや、単なる数字じゃないですか。

2016年3月12日土曜日

岡山5区の区域

Wikipedia「岡山県第5区」

「岡山5区」と略される場合もある。

◎区域

笠岡市
井原市
総社市
高梁市
新見市
真庭市(旧北房町域)
倉敷市(旧船穂町・真備町域)
浅口市
浅口郡
小田郡
加賀郡(吉備中央町の旧賀陽町域)


このブログのめあて「ポリティカルムーブメントとしての〈おかやまいっぽん〉をひとりの市民として盛り上げる」

先日、岡山で「おかやまいっぽん」という安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民団体が設立されました。

ぼくはこの市民団体を勝手に支持します。このブログを開設し、ポリティカルムーブメントとしての〈おかやまいっぽん〉を盛り上げていきたいです。

ただし、ぼくは選挙についてズブの素人。読者のみなさんの協力もいただきながら、このブログを充実させていきたいと思っております。

どうぞ、よろしくお願いいたします。m(_ _)m


さて、おかやまいっぽん。

◎おかやまいっぽん|ぼくらの力をひとつに
http://okayama1pon.net/

設立に際して、記者会見が開かれました。

◎2016/03/07 【岡山】安保法制の廃止と立憲主義の回復を求めるおかやまいっぽんの会 設立と今後の活動についての記者会見(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/290717

翌日、参院選に向けての勉強会が開かれました。

◎3月8日19:00-おかやまいっぽん#激おこ!参院選勉強会
http://okayama1pon.net/?p=8

とても刺激的な勉強会でした。選挙っておもろ!って思いました。

この気持ちをキープしつつ、岡山5区のネタ探し、投稿をして、選挙の面白さを読者のみなさんに伝えていければなと思います。それが、きっと〈おかやまいっぽん〉の盛り上がりにつながるはず。お気軽にコメントなどお寄せください。

自己紹介が遅れました。
当ブログ管理人は、衆議院議員選挙の選挙区のひとつ「岡山5区」に住む、ひとりの市民、有権者です。どうぞよろしくお願いいたします。