2016年4月1日金曜日

第45回衆院選@岡山5区について その①比例復活というシステムが働いた・・・有権者にとって大切なことは「国会の議席配分」を動かす意識


2009年8月30日の第45回衆院選で民主党は政権交代を果たしたんですね。けど、この時でさえ、岡山5区では自民党の加藤勝信氏が勝ち、民主党の花咲宏基氏は負けたんです。

「なんて地域に住んでるんだ・・・!」

このとき自分の住んでいる地域に対する強い自覚がうまれました。が、それは思い込みともいえるかもしれません。

ぼくは選挙制度についても、個別の選挙の結果についても、ほんの上辺のことさえ知らないんだと思います、けど、こうして自分なりに岡山5区のことを調べ始めてみると、気づいていくこと、恥ずかしながら初めて知ることがいろいろあります。

その1つ。

花咲宏基氏は負けた、が落選していない

花咲氏は岡山5区という選挙区で加藤氏に負けました、だけど、比例代表制という選挙のシステムによって、復活し、当選していたんですね。

比例で復活当選。そのことが当事者にとってどのような意味があるのかはわからないけど、とにかく、そういうシステムが存在し、全国のどこかの選挙区で比例票に「民主党」と書いた人が十分な数ちゃんと存在して(中には花咲氏の名を書いた人もいたかもしれないけど)、ここ岡山5区で負けた候補者に作動した、という事実。

座間宮さんが口を酸っぱくして言ってることです。

「国会の議席配分を変えること」

自分の地域にいいことをもたらしてくれる国会議員を選びたいのは当然。でも「政権交代」なんていう国全体の有り様の変化も重要でしょう。地元には都道府県議会議員や市区町村議会議員が存在するんです。国会議員に力があるからって、地域固有の課題解決のために、あまり頼るべきじゃないかもしれないですね。

そういうわけで、前にも書いたんですが、前回自民党が圧倒的な得票率を得た選挙区でも決してあきらめてはいけないんだと思います。比例票で、全国のどこかの野党候補者が復活当選して議席を確保する可能性があって、それはここ岡山5区でも実際に起きたことですから。

・・・さて、もう一つ、気づいて、調べたことがあるんですが長くなったので、また次回に。

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